【絶望】人生で絶望、苦労してる人のための四字熟語10選【後悔】
こんにちは。らんまるです。
皆さんは、これまでの人生、順調に進めていますか?
僕は全然順調ではありません(笑)
仕事でうまくいかなかったり、怒られたり、トラブったり、後悔したり…
決して順風満帆とは言えない人生ですが、そんな僕を助けてくれたものがあります。
それは何か?
「言葉」
です。
言葉には不思議な力があるのです。
いまこの記事を読んでいる皆さんは、きっと何か壁にぶつかってここにたどり着いたのでしょう。
そんなことねーよ、人生順調だよって人はすいません(笑)
僕はいろいろありましたが、いろんな言葉に触れることで、自分の気持ちを前向きにすることができました。
そのおかげで、今は「航海士になる!」という目標に向かって進み始めることができています。
「人生うまくいかない」
そんな風に悩んでいる人に少しでも希望を与えたいし、考え方をポジティブに変えてもらいたい!
そんなわけで、僕が悩んだり絶望しているときに、勇気をくれた四字熟語を皆さんに紹介したいと思います。
- 1、塞翁之馬(さいおうのうま)
- 2、捲土重来(けんどちょうらい)
- 3、諸行無常(しょぎょうむじょう)
- 4、悪人正機(あくにんしょうき)
- 5、臥薪嘗胆(がしんしょうたん)
- 6、起死回生(きしかいせい)
- 7、大器晩成(たいきばんせい)
- 8、猛虎伏草(もうこふくそう)
- 9、後生可畏(こうせいかい)
- 10、蓋棺事定(がいかんじてい)
- まとめ
1、塞翁之馬(さいおうのうま)
ことわざの「人間万事塞翁が馬(じんかんばんじさのうがうま」と意味は同じです。
では、この言葉の元となった話を見てみましょう。
むかしむかし、中国の北側に占い師のおじいさんが住んでいました。
さらに北へ行くと、そこには胡という異民族が住んでおり、国境は城壁がありました。
ある時、おじいさんが飼っていた馬が胡の国の方角へ逃げていきました。
この地方の馬はとても高く売れるので、気の毒に思った村人たちがおじいさんをなぐさめに来ました。
するとおじいさんは村人たちに向かって「これが不幸なこととは限りません。」と言いました。
村人たちは不思議に思っていましたが、しばらく経ったある日、逃げ出した馬がたくさんの馬を連れておじいさんの元へ帰ってきました。
連れてきた馬が高く売れそうな良い馬ばかりだったので村人たちは大喜びしていました。
するとおじいさんは村人たちに向かって「これが幸せなこととは限りません。」と言いました。
しばらく経ったある日、おじいさんの息子がその馬から落ち足を骨折してしまいました。
おじいさんの言う通り幸せなことばかりではないと思った村人たちがお見舞いにやってきました。
するとおじいさんは村人たちに向かって「これが不幸なこととは限りません。」と言いました。
1年後のある日、胡の異民族が襲撃してきました。
城壁の近くに住む若者たちは戦いに出て行き、何とか胡の襲撃から村を守ることできましたが、多くの若者たちは戦死してしまいました。
おじいさんの息子は足を骨折していたので戦いに行かずに済みました。
おじいさんは、先に何が起こるかわからないのだから目先のことに一喜一憂するなと教えてくれました。
一見悪いと思っていた出来事も、結局はいい結果につながったり、
一見良いと思っていた出来事も、結局は悪い結果につながることがある。
私はつらい時期、この言葉にとーーーーっても 慰められました。
「どんなに悪い状況でもこれが幸運の始まりかもしれない。」
そんな風に状況をポジティブに捉えることができるようになる四字熟語です。
2、捲土重来(けんどちょうらい)
一度敗れたり失敗したりした者が、再び勢いを盛り返して巻き返すことのたとえ。巻き起こった土煙が再びやって来る意から。▽「捲土」は土煙が巻き上がることで、勢いの激しいことのたとえ。「重来」は再びやって来ること。もとは一度敗れた軍が再び勢いを盛り返して攻めて来ることをいった。「捲」は「巻」とも書く。また、「重」は「じゅう」とも読む。
この言葉をまさに体現しているのが、ホリエモンこと堀江貴文さんではないでしょうか。
堀江貴文さんの著書『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』についての記事はこちら。
rammaru-kokaishi.hatenablog.com
堀江さんは33歳の時に証券取引法違反で逮捕され、懲役2年6カ月の判決を受けてしまいます。
しかし、刑期を終えた今、テレビ、ネット、本などで大活躍。ミュージカルやロケット開発を手掛けたりと、様々な分野で活動されています。
堀江さんがくすぶっているタレント3人を東大に合格させる、AbemaTVの『ドラゴン堀江』という番組は僕も毎週楽しみに見ています。
逮捕当時、堀江さんがメディアでさんざん叩かれたのを覚えています。
それにもかかわらず、今、堀江さんは復活し、あらゆる方面で活躍している。
まさしく『捲土重来』ではないでしょうか。
現在絶望している人、もう人生終わりだと終わっている人を勇気づけてくれる四字熟語だと思います。
3、諸行無常(しょぎょうむじょう)
「諸行無常」とは、
「諸行」はこの世のすべて、
「無常」は、常がない、続かないということですから、
この世の一切は続かないということです。
中学校の国語の授業で、『平家物語』を勉強したのを覚えていますか?
というフレーズが有名ですね。
一般的には、「どんなにいいことも長続きはしない」という意味で知られています。
しかしこの四字熟語には、「悪い出来事も長続きしない」という意味があるのです。
今、どんなにつらい思いをしている人も、その状態が永遠に続くことはありません。
あなたが悪い状態を長続きさせる努力をしない限り、必ず状況は変化します。
世は常に「諸行無常」なのです。
4、悪人正機(あくにんしょうき)
浄土真宗の開祖親鸞の教えの特徴をあらわす言葉。悪人こそが阿弥陀仏の救いの主対象であること。ここにいう悪人とは,武士・商人・漁夫など特定の社会階層,あるいは道徳上・法律上の背徳違法者を指すのではない。宗教的立場,すなわち仏の前に自己を直視するとき,あらゆる自己の行為,さらにはその存在自体すらも悪であるとの認識をいうのである。もともと阿弥陀仏の本願は,あらゆる人を救済の対象とし善悪の差別はない。しかし善人は自己の能力でもってさとりを開こうとするから,仏に全面的に頼る心が薄い。
ちょっと難しいですね。
すっっっっっっごく簡単に「悪人正機」の意味を説明すると、
「善人ではなく、悪人ほど仏様によって救われるのだ」
ということです。
ただ、「わざと悪いことをたくさんすれば救われる」という意味ではありません!
そこは注意してくださいね(笑)
↓もう少し詳しく知りたい方は以下の文をどうぞ↓
「悪人正機」は仏教の一派である浄土真宗の開祖、親鸞(しんらん)が言った言葉です。
浄土真宗は、人々が阿弥陀仏(あみだぶつ)(阿弥陀様のこと)にすがるほうがよいとされています。人任せならぬ仏任せですね。
今の時代は一人で何でもやってしまう方が偉いとされていますが、それとは逆です。
善人は自分の力でいろいろ頑張っちゃうけど、悪人は他の人の力を頼ろうとする。
例えは悪いかもしれませんが、エリートって自分だけの力で何でもできちゃうけど、
犯罪者って他の人の力を借りないと社会復帰できなさそうなイメージですよね?
だから、阿弥陀様にすがる悪人のほうが良い。
また、それゆえ悪人の方が阿弥陀様によって救われるのだ。
というのが「悪人正機」の意味です。
ただ、ここでいう「悪人」とは、何か罪を犯した人というわけではないようです。
世の人全員が「悪人」であり、そのことに気づいている人こそが阿弥陀様に救われるのだという意味だそうです。
ここらへんは、研究者などによって微妙に考え方が違うと思うので、詳しく知りたい方は調べてみることをお勧めします。
ちょっと難しかったですね。
5、臥薪嘗胆(がしんしょうたん)
敗国の王が復讐の心を忘れないために、薪の上に寝、苦い胆(きも)を傍らに置いて嘗めたことから、目標を達成するために日々刻苦すること。
薪の上で寝たら・・・痛い
胆をなめたら・・・苦い
そこまでしてでも、「悔しい思いを忘れずに復讐したい」ということですね。
「臥薪嘗胆」のわかりやすくて面白いイラストがあったので紹介します。
引用元:http://contest.japias.jp/tqj2004/70237/k/gashinsyoutan.html
僕は、
「悔しい」「見返してやりたい」
そんな思いでいた時、「臥薪嘗胆」の言葉を思いながら日々努力していました。
6、起死回生(きしかいせい)
滅びかけているものや絶望的な状態のものを、立ち直らせること。
絶望の状態に陥ると、起死回生の策がのどから手が出るほど欲しいですよね。
欲しい欲しいと思っているときは手に入らないのですが、諦めかけたときにそれが手に入ったりするものなのです。
だから、今つらい状態にある人も、いったん肩の力を抜いてみてください。
自分のペースで無理なくできることを積み重ねていけば、向こうから起死回生の策があなたに近づいてくるかもしれませんよ。
7、大器晩成(たいきばんせい)
大きな器は完成するまでに時間がかかることから、真に偉大な人物も大成するのが遅いということ。大人物は遅れて頭角を現すということ。才能がありながら不遇である人に対する慰めの言葉としても用いる。
若いうちから事を成す人を見ると、どうしても大器晩成型の人は焦ってしまいがちです。
しかし、真に偉大な人間は大成するのに時間がかかるのです。
たとえ今、
「なにもかも上手くいかない」
と、ネガティブに考えていても意味はありません。
自分は大器晩成型の人間なんだと考え、日々できる事を積み重ねていきましょう。
8、猛虎伏草(もうこふくそう)
英雄は隠れていても必ず世に現れるという意味。
虎は草原に伏して身を隠そうとしても、隠すことは出来ないということから。
今、自分の人生に日が当たっていない人。
そんな人のための四字熟語ですね。
誰もが知っている有名人も、若い時はスポットライトの浴びていない人生を送っている人が多いです。
カーネル・サンダースは何回も事業に失敗した後、65歳でケンタッキーを創業。絵画「ひまわり」で有名なゴッホは死んだあとに人々から評価される。豊臣秀吉は農民から出世して天下統一を成し遂げました。
今人生が冬だと感じている人も、ヒーローになるための経験と努力を積み重ねていれば、いつかビッグな人間として社会に登場することになるかもしれません。
9、後生可畏(こうせいかい)
若者は、今は未熟でも来るべき時代の息吹いぶきを敏感に感じ取り、将来の大きな可能性を秘めているから、侮ってはならず、むしろおそれ敬うべきであるということ。▽「後生」は自分より後から生まれてきた者。また、若者・後輩。
「最近の若者は○○」
のように、若い世代を否定的に捉える考え方がありますよね。
たしかに、若い世代は世間を知らずいろいろな失敗をしてしまうかもしれません。
けど、若者が失敗するのは当たり前。
だって大人と比べて経験が少ないんですもん。
ヤンチャな若者も、経験を積み重ねたら将来とんでもない大物になる可能性だってあります。
若いうちは良いことも悪いことも様々な経験をして、将来の成功に備えましょう。
10、蓋棺事定(がいかんじてい)
その人の生前の評価はあてにならず、死後になってはじめて定まること。
「蓋棺」は遺体を入れる棺の蓋を閉めるということから、死ぬことをいう。
今 、周囲から評価されていないと感じている人にとってはうれしい四字熟語です。
中学校の時の先生に、
「その人間の価値は、死んだときにどれだけの人が葬式に来てくれるかで決まるのだ」
と言われた記憶があります。
人から評価されるために生きているわけではないですが、今自分がどれほど評価されているかについてあまり気にする必要はないのかもしれません。
自分が死んだあと、正しい評価が下されるのですから。
まとめ
人間は「言葉」によって自分自身を救うことができる。
絶望・苦労している人にも必ず希望がある。
おしまい。