堀江貴文『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』を読んで考えたこと。
こんにちは。らんまるです。
みなさんは、大きな失敗をしたことがありますか?
「もう、ダメなんじゃないか」
「人生終わりだ」
人生って生きていれば、そんな風に思うことも一度はあるかもしれません。
僕はいろいろ悩んでいる時、一冊の本に出会いました。
それが、堀江貴文さんの『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』(以後『ゼロ』)です。
人生で迷った時期に読む本をネットで調べていたら、いろんな人がこの本を紹介していました。
試しに読んでみると、とても読みやすいし、わかりやすいし僕を勇気付けてくれる内容でした。
ぜひみなさんにも読んでもらいたいと思ったので、紹介しますっ!!
1、堀江貴文とは?
1972年福岡県八女市生まれ。実業家。元株先会社ライブドア代表取締役CEO。
2000年、東証マザーズ上場。2004年から05年にかけて、近鉄バファローズやニッポン放送の買収、衆議院選挙への立候補などといった世間を賑わせる行動で、一気に時代の寵児となる。
しかし、2006年1月、33歳の時に、証券取引法違反で東京地検特捜部に逮捕され、懲役2年6か月の実刑判決を下される。2011年6月に収監され、長野刑務所にて服役。
引用元:『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』堀江貴文 2013年
今はAbema TVの番組「ドラゴン堀江」に出演したり、本を出版したり、ミュージカルを手がけたりと、様々なことを手がけていますね。
僕のイメージは、近鉄バファローズ買収騒動のイメージが強いです。
ツノをつけて大阪ドームでファンと一緒に応援してる姿が頭に浮かびます(笑)
僕が中学生の時のことです。
いまの子供達は、「近鉄バファローズ」を知らない人が多いでしょう。
すみません、野球好きなもので、蛇足でした…
ぼくが中学生のときに、堀江さんが逮捕された報道を見た際、
「もうこの人は終わりだな」
と思ったものですが、現在の堀江さんの活躍ぶりは皆さんご存知の通りです。
「人間は一度失敗しても、頑張れば復活できるんだ」
ということを、今現在活躍している堀江さんから学ぶことができますよね。
2、「失敗」に対する捉え方
裏切った人間を恨まない
僕は自分の信じるところに従い、最後の最後まで無罪を主張した。そして司法は懲役2年6か月の実刑判決を下し、僕は刑に服した。
この一連の流れについて、もはや多くを語るつもりはない。保身のために僕を裏切っていった人たちに対しても、恨む気持ちはない。
なぜならすべては諸行無常であり、僕は前を向いて生きていたいからだ。
自分に与えられた貴重な時間を、過去に費やしたくない。そうでなくとも僕の30代は、ほとんど裁判と服役に費やされてしまった。僕にはまだ、やりたいことがたくさんある。もっともっと働きたいのだ。
引用元:『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』堀江貴文 2013年
どうやら堀江さんは元部下に裏切られて、逮捕→裁判→実刑判決という事態に巻き込まれてしまったようです。
それにもかかわらず、自分を裏切った人間を恨む気持ちがない、というのはすごいというか何というか…
僕だったら裏切った人間に対して徹底的に恨んでしまうと思います。
というか、恨んでます(笑)
でも、人を恨むのって、とても疲れるんですよね。
恨むことにエネルギーを使ってしまい、自分にとって一番大切なことに力をそそげてない感じがするのです。
だから、裏切った人間を恨まない堀江さんは、自分の持つエネルギーをどう使うべきか知っている人なんだと思います。
過去のことをあれこれ考えていても、過去を変えることができるわけではありません。
それがわかっているにもかかわらず、過去を振り返り、後悔してしまうんですよね。
後悔に関しての記事はこちら
rammaru-kokaishi.hatenablog.com
rammaru-kokaishi.hatenablog.com
僕も、過去を振り返らず前を向いて生きていこうとする堀江さんのような生き方を真似るようにしています。
『ゼロ』を読んで、前よりは過去を振り返らなくなったと思います。
しかし、堀江さんも1人の人間。
時には後悔の念に苦しむこともあるんじゃないでしょうか?
「逮捕されずに、ライブドアの社長のままだったら…と過去を振り返ってしまうこともちょっとはあるんじゃないんですか?」
と、機会があったら堀江さんに聞いてみたいです。
意地悪ですかね(笑)
どんな失敗をしてもマイナスにはならない
失敗なんか恐れる必要はない。僕らにできる失敗なんて、たかがしれている。
たとえ最大級の失敗が襲ってきてもマイナスにはならず、ただゼロに戻るだけだ。それは怖いことでもなんでもない。
引用元:『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』堀江貴文 2013年
あれだけメディアや世間に叩かれ、実刑判決を受けた堀江さんが言う、
「僕らにできる失敗なんてたかがしれている」
という言葉には、とても勇気をもらえました。
堀江さんでさえそう言うんだから、自分の失敗なんてたかがしれてるな…
と、気楽に考えることができるようになりました。
これから先、新しいことに挑戦するので、たくさん失敗するでしょう。
堀江さんによれば、どんなに失敗してもゼロに戻るだけだけ。
僕も失敗を恐れず存分に挑戦しようと思います!!
3、失敗からの復活論
時間とは命そのもの
時間とは命そのものだからだ。なんの実りもない無駄話に付き合わされることは、命を削られているに等しい。
タイムイズマネーという言葉は間違っている。お金なら増やすことも可能だ。しかし、時間だけは誰にも増やすことができない。まさしく有限の「命そのもの」であり、タイムイズライフなのである。
引用元:『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』堀江貴文 2013年
時間とは命そのもの…
ハッとさせられる言葉です。
これまで貴重な時間をどれだけ無駄にしてしまったか…
過去のことをあれこれ考えたり、嫌いな人の事を頭に思い浮かべてイライラしたり。
ほんとに時間の無駄づかいでした(笑)
27歳でこのことに気づけたのがラッキーだったと考えるようにします。
ゼロからイチへの積み重ね
掛け算を覚える前に、足し算を覚えよう。他者の力を利用する前に、自分の地力を底上げしよう。同じ3を掛けるでも、2×3よりも5×3のほうが大きいように、自分が2なのか5なのか10なのかによって、結果は何倍にも違ってくる。ゼロからイチへ、そしてできれば5や10へ、自分をもっと積み重ねていこう。
引用元:『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』堀江貴文 2013年
この本の題名の元にもなっている部分ですね。
堀江さんは逮捕されて全てを失い「ゼロ」になりました。
しかし、そこからイチを積み重ねていき、現在のメディアに引っ張りだこの状態になっているのだと思います。
全てを失ったとき、まずは「イチ」を積み重ねていく。
かけ算をして一気に増やすのではなく、まずは足し算をして積み重ねていく。
僕は堀江さんのこの考え方を次のように解釈しました。
「何かを失ったとき、絶望したとき、苦しみや悲しみに打ちひしがれているとき、
いきなり問題の全てを解決しようとするのではなく、小さなことでいいから自分のできることをしていきなさい。」
僕は四月から全く新しい世界に入ろうとしています。
船乗りの世界で、「ゼロ」から「イチ」を積み重ねていこうと思います。
おわりに
僕は『ゼロ』を読み、堀江さんの印象が変わりました。
そして、天国と地獄を両方味わった人の考えを知ることで、僕自身の中に勇気や希望のようなものが生まれてきました。
みなさんがこの記事を読み、困難や絶望から脱出しようという気持ちになってもらえたら幸いです。
最後に堀江さんの文章を引用して、この記事を終わりにしたいと思います。
さあ、前を向いて最初の一歩を踏み出そう。バックミラーを見るのは、もうたくさんだ。有限の人生、絶望しているヒマなんかないのである。
引用元:『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』堀江貴文 2013年
おしまい。